ベアーズ・キスを見た

一昨年夏に見たいと思って見逃していたベアーズ・キスを見た。
セルゲイ・ボドロフ監督が、故郷シベリアに伝承する民話にヒントを得て創り上げた作品、レベッカ・リリエベリは『ショー・ミー・ラヴ』でも他の女優
さんにない魅力的な個性を感じたけど、今回のローラというサーカスのブランコ乗り少女の役、
しかも熊が恋人。そして天涯孤独。
　彼女が演じると、とても自然入れます。
熊役は、はじめて見た時は「見事に熊っぽくて、熊っぽい男の子探すの大変だっただろうなー」と思ってましたが、実は監督の息子さんで『イースト／ウェスト 遥かなる祖国』（こちらはまだ残念ながら見てません）での演技が絶賛されたセルゲイ・ボドロフJr.が。
しかし2002年9月20日、監督作の準備中に氷河崩落に巻き込まれ、惜しくも30歳でこの世を去ってしまったということです

音楽と映像で独特な世界に引き込まれる感じです。1シーン１シーンが現実世界を描いているのに幻想的で、何かを暗示するようにも見えます。
また小熊のミーシャが徐々に大人になって、ローラを見る目がエロティックになっていく描写もドキッとします。
ミーシャとローラのダンスのシーンも好きです。サーカス団の座長（？）がお客さんを呼ぶ為に考えた熊と自分の戦いのシーンの妄想も笑えます。
http://www.gaga.ne.jp/bearskiss/top.html